ラスアス2 評価

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【ネタバレ】ラスアス2 評価レビュー!海外での炎上も納得のストーリー

発売日に購入したThe Last of Us Part II(ザ ラスト オブ アス パートツー)をクリアしたので、クリア後のレビューを書いてみようと思います。

今作は、海外の有名レビューサイト Metacritic(メタクリティック)のメタスコア(様々な有名メディアの評価)とユーザースコアの差が激しく、大手メディアが絶賛していたのにも関わらずユーザー評価がかなり低かった事で話題になりました。

ラスアス2 評価
Source by metacritic.com

特にストーリーについては、人によって賛否が大きく分かれる内容となっていて、例に漏れず僕も胸糞悪い気持ちでプレイしたので、実際にプレイした感想を書き殴っていこうと思います。

ストーリーについては思いっきりネタバレを含み、内容を事前に知っていてプレイするのと知らずにプレイするのとでは感じる印象にかなり差が出るので、これからラスアス2をプレイする予定の人にはこの記事を読む事はおすすめできないので注意して下さい。

ラスアス2の特徴

ラスアス2 評価 ネタバレ クリアレビュー

The Last of Us Part II(ザ ラスト オブ アス パートツー)は、PlayStation 3専用タイトルとしてアメリカのゲーム開発会社Naughty Dog(ノーティードッグ)が2013年6月20日に発売したサバイバルホラーアクションアドベンチャーゲームThe Last of Us(ザ ラスト オブ アス)の続編で、主人公「ジョエル」とヒロイン「エリー」のその後を描いた作品です。

ザ ラスト オブ アス(ラスアス)はリマスター版を含めた 累計売上が1,700万本を突破した超ヒット作 だっただけに、ラスアス2はAAAタイトルとしてかなり注目を集めていました。

前作はサバイバルホラーというありがちなジャンルながら圧倒的なグラフィックと没入感のあるストーリーで「プレイする映画」とまで言われていましたが、今作でもその特徴は継承され、正当な進化を遂げた完成度の高い作品に仕上がっています。

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つまり、作品自体のクオリティはかなり高いという事。

賛否が分かれているのはストーリー部分なので、ストーリーが合えば「神ゲー」だと感じるだろうし、合わなければつまらないと感じてしまう可能性が高いです。

ラスアス2の戦闘シーン

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The Last of Us Part II(ザ ラスト オブ アス パートツー)の戦闘は、三人称視点でキャラクターを操作するサバイバルアクションになっていて、攻撃は左右トリガーによる「L2」で銃を構えて「R2」で撃つというのが基本。

武器には前作にもあったピストルやショットガン、弓などの多彩な種類が用意されているほか、2連ショットガンやクロスボウなどの新武器も追加されています。

アクションでは今作からの新要素として、タイミングを合わせてボタンを押す事で敵の攻撃を回避できたり、ほふく前進も追加されました。特に「回避」は使用頻度が高く、敵の攻撃を避けて反撃したり敵の攻撃を見極めて倒すなどの正面突破もできるようになったため、前作よりも攻略の幅が広がっていて面白かったです

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操作は前作やバイオハザードシリーズをプレイした事がある人であれば感覚でプレイできるくらい簡単で、相手の背後から気付かれずに近づいて倒すステルスキルを狙ったり、派手な武器で一気に攻め込んだりと、前作同様に自由度の高いバトルが楽しめます。

バトルの難易度は高めで、NORMALでプレイしたのにクリアまでに軽く50回以上は死にました。

特に、今作から登場したこちらの位置を匂いで検知する犬に苦しめられる場面が多く、同じ場所にずっと隠れ続ける事ができなくなった事で、一気に出口まで逃げ込むか正面突破するかなど、その場の判断力が試されるスリリングなバトルになる事が多かったです。

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明らかに前作より難しくなっているので、アクション要素が苦手な人はVERY EASYからプレイしたほうがいいかも。難易度はNORMALを中心に5段階用意されているので「難しくて詰む」なんて事はないと思います。

相手が立てる物音を利用して居場所をつきとめる「聞き耳」や、落ちている物を投げつけて怯みを狙ったりと、使えるものは何でも使って生き抜くサバイバルバトル は改めて完成度が高いなと感じました。

ストーリーは海外では炎上!好みの分かれる作品に

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ここからはストーリーのネタバレを一切考慮せず、クリアまでプレイした感想を書いていきます。

海外の有名レビューサイトMetacritic(メタクリティック)のユーザースコアもストーリー部分に対する低評価が多く荒れていますが、個人的にストーリーで気になった部分は

  1. ポリコレに対する配慮がすごい
  2. アビー編にまったく感情移入できない
  3. 好みが分かれる結末

の3つ。

ポリコレに対する配慮がすごい

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1つ目は、ポリコレに配慮しましたよ感が強いこと。

ポリコレとは、ポリティカル・コレクトネスの略で、性別、人種、民族、宗教などに基づく差別や偏見をなくそうっていう動きの事。

ゲーム内では、エリーの恋人がディーナ(女性)である事や、ディーナがバイセクシャルである事に始まり、宗教から人種まで、ありとあらゆる場面で「ポリコレに配慮しましたよ」って場面が登場します。

これのおかげで不自然になっているかと言われればそんな事はないですが、「世界はこんなに多様性に満ち溢れてるんだよ~」って作りにはなっていましたね。

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個人的にはあまり不満には感じなかった点ですが、海外ではゲームにまでポリコレ要素を持ち込むなという意見が多く、炎上の大きな要因になっているようです。

アビー編にまったく感情移入できない

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2つ目は、アビー編にまったく感情移入できなかったこと。

前作で「面倒なガキ」くらいにしか思っていなかったエリーと様々な苦難を乗り越えるうちに次第に打ち解け、いつの間にか自分の娘のように思うようになっていたジョエル。

エリーの免疫を利用してワクチンを作るためにはエリーは死ななければならず、それを本人も受け入れていたにも関わらず見殺しにできなかったジョエルは「免疫は利用できなかった」とエリーに嘘をついて2人で故郷に帰っていくところで前作は終わりました。

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「今度、泳ぎを教えてやるよ」ってジョエルが話したり、「将来何になりたかった?」ってエリーがきいたりと、終盤の穏やかなやりとりを思い起こせば「世界を救うためにはエリーは死ぬべきだった」という思いと、「実の娘のように思っている12歳の少女を見殺しにはできない」という思いとで葛藤していたジョエルが描かれている良作でした。

そんな前作の主人公ジョエルは、2の序盤で殺されます。しかも、エリーの目の前でわざと苦痛を伴うようにゴルフクラブで何度も殴られて・・・

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「お前ら全員ぶっ〇してやる!!」って叫んだエリーは、復讐を誓い敵の本拠地シアトルへ旅立ちました。

この時は、ジョエルがあんな死に方をして一緒に旅ができないのは残念だけど、「テーマは復讐ってこういう事か凄い作品だな」くらいに思っていました。

シアトルでは犯行グループを次々と見つけ出し、宣言通りにぶっ〇して、ついにエリーはジョエルを撲殺した主犯格のアビーと遭遇。

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一緒に命をかけて旅をしてくれた友人のジェシーはアビーに顔面を撃たれて即死し、ジョエルの弟トミーも足を撃たれて人質にされ、「武器を捨てな!」ってアビーが叫ぶ最大の危機の場面で画面は暗転します。

アビー編開始。

は??

なんだろう。決着の前にアビーがなぜジョエルを狙ったのかっていうエピソードが描かれるのはわかる。実際に、アビーからしてみれば世界を救おうとしていた偉大な父親をジョエルの身勝手な行動から殺され、そのせいで救われるはずの世界が今もなお過酷な状況から抜け出せないでいる点からも憎しみを募らせていったというエピソードも理解できます。

ただ、急にこれまで主犯格として追っていたジョエルの仇のアビーを操作キャラクターとしてプレイしろって言われても気持ちがついていけないんですよね。

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ゲームをしていて、こんなに嫌いなキャラクターを操作したのは初めて の経験でした。
まったく感情移入ができなくて、敵の攻撃でゲームオーバーになる時にアビーの苦しむ姿を見て「ざまあ」って思っている自分がいたからね。

そして、このアビー編が長い。

まさかアビー編がラスアス2のストーリーの半分を占めるとは知らずに操作している初見プレイでは、愛着を持つどころか敵意さえあるアビーの日常や友人とのエピソードを楽しむ気持ちにはなれず、ダラダラとプレイする事になってしまいました。

前半部分との感情の落差はマジでハンパないです。

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アビー編のおかげでストーリーがかなり中だるみした印象になってしまったので、ボリュームを減らしてでもアビー編のシアトル 1日目~3日目はサブストーリーか配信コンテンツでよかったのでは?と思いました。

ラスアス2は「復讐」や「復讐の連鎖」がテーマとなっているので、アビーのほうを深掘りしたいという狙いはクリア後の今となってはよく分かるんですが、初見プレイでは気持ちがついていけませんでした。

あと、アビー編の最後でエリーをプレイヤーが倒さなければならいのも趣味が悪い。

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ラスアス2のストーリーは、プレイヤーの心理がまったく分かっていない人が作っているか、あえてそういったものを無視して作られている作品だと思う。

続編でジョエルとエリーのその後を追体験できると楽しみにしていただけに、10時間以上にわたるジョエルを撲殺した主犯格アビーの操作。しかも、エリーと同様にスキルのアップグレードや武器の改造も用意され、ダブル主人公扱いになっている事に 感情移入できないどころか嫌悪感を覚えました

好みが分かれる結末

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3つ目は、好みが分かれる結末になったこと。

プレイヤーの操作したアビーに負け、「命は助けてやるから2度と私の前に姿を見せるな!」と言われ逃げ帰ったエリーですが、どうしてもアビーを許す事ができず、トミーの情報提供をキッカケに恋人との幸せな日常を捨て、静止を振り切って2度目の復讐の旅に出ます。

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ちなみにこの時は、間に長々とアビー編をプレイさせられた影響からか「ああ、エリーはそこまでアビーを許せないんだな。もう忘れて今の穏やかな日常を大切に生きるっていう選択肢もあるよな」って感じで冷静に見てました。

つかんだ情報を頼りにアビーがいるというサンタバーバラまで訪れたエリーは倒したハンターから、アビーは近くの保養所を拠点にしているハンターに捕まり奴隷になっているという情報を得ます。

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エリーは保養所のハンターを皆殺しにしてアビーを見つけ出し、奴隷としてやせ細って変わり果てた姿となっていたアビーに決闘を挑んで勝利するも、あと一歩というところでトドメは刺せず逃がしてあげました。

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・・・。

この「復讐を果たさなかった」というのが好みの分かれるポイントで、思わず

復讐のために邪魔な人間は皆殺しにしてきたのに、最後アビーを見逃すはないだろ

って思ってしまいました。

これが非情になりきれない主人公って設定ならわかるんですが、エリーの場合は復讐の旅に出なければ奪う事のなかった命を星の数ほど奪ってるから共感が持てないんですよね。

これで「復讐の連鎖」は断ち切ったって事なんでしょうけど、一つの復讐の連鎖を断ち切るためにたくさんの復讐の連鎖を生み出してるから!

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正直「復讐の連鎖を終わらせる」や「復讐は虚しいだけ」という今回のテーマと、目的のためには手段を選ばず敵を皆殺しにして進んでいくというラスアスのゲーム性との相性の悪さを感じました。

ちなみに、家に帰ると恋人は愛想を尽かして出て行っており、部屋に置いてあったジョエルに貰ったギターを弾いてみるも、最後の戦いで小指と薬指を噛みちぎられてしまったため弾く事が出来ず、ジョエルの形見のギターを部屋に置いたまま、どこかへ旅立つエリーの後ろ姿を最後にエンディングを迎えます。

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この場面は、日差しの入った明るい部屋から外の綺麗な景色が見える場面なんですが、画面とは逆に暗く、虚しい気持ちになった事を鮮明に覚えています。

ラスアス2の評価と感想

ラスアス2 評価

The Last of Us Part II(ザ ラスト オブ アス パートツー)は、前作同様にストーリーに重点を置いたサバイバルホラーアクションアドベンチャーゲーム。

本物の映像かと思うほどの圧倒的なグラフィックと、ロード画面がほとんどないシームレスな描写で没入感のある物語が描かれており、戦闘シーンも新要素や新武器が登場して、前作の操作性はそのままに多彩なバトルを楽しめるように進化している点はかなり面白かったです。

初見でのクリア時間も31時間55分と、ボリューム的にもかなりの容量。

ストーリーに関しては、前作のファンでジョエル&エリーのその後を楽しみにしていた人と、客観的に淡々とプレイできる人とで意見が大きく分かれる内容になっていて、私のように1をプレイしていてジョエルやエリーを自分の分身のように感じていた人にとっては中盤以降に苦痛な時間を強いられる事になります。

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良くも悪くも、1度プレイすれば記憶に残る作品。

ここまで没入感のある作品で敵と味方の両方をプレイヤーに操作させるというのは斬新だし、結末に好みはあれど大作映画のようなテーマと演出はかなり凄いですが、個人的な感想を言わせてもらえば

アビーなんて操作したくねえんだよ!

の一言につきる作品でした。

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